
なにかいい方法はないかな?
このような方におすすめなアイテムが「壁ピタ水栓」。
壁ピタ水栓は、洗濯機用の水栓(蛇口)の位置や高さを変更できるアイテム。
つい先日、自分で壁ピタ水栓を取り付ける機会があったため、その工程を紹介していこうと思う。
「少しでも費用を抑えて対応したい」「賃貸物件などで大掛かりな工事はしたくない」といった方は、必見の内容となっているはずだ。
洗濯機水栓の位置を交換することになった経緯
引っ越し先の新居にて、洗濯機置き場にある水栓蛇口の位置が低いことが判明してしまったのが事の発端。
僕はドラム式洗濯機を使用しているため、一般的な縦型洗濯機に比べて水栓蛇口の高さが必要になる。
僕が所持しているドラム式洗濯機の「ES-WS13-TR」は本体だけで高さが110cm近くある。
対して、洗濯機置き場にある水栓蛇口の高さが地上から蛇口放出部分まで約107cmくらいしかない。

地上から約107cmなので、洗濯機が置けなさそう…
このまま設置すると、洗濯機本体に蛇口がぶつかってしまうのだ。
入居前に内覧はしていたのだが、洗濯機の水栓の高さについては全く確認していなかった。
うかつ…!
壁ピタ水栓について
上述したような、洗濯機水栓蛇口の位置を変えたいというときに、使えるアイテムが「壁ピタ水栓」だ。
僕が購入したのが、パナソニックから販売されている「CB-L6」という製品。
製作元はナニワ製作所。
CB-L6は、水栓の位置を125mmずらすことができる。
僕は上に位置をずらす想定だが、状況によっては左右や下方向にもずらせる。
他にもカクダイ社から販売されている製品もあり、こちらは150mmの長さがありCB-L6より少し大きく水栓の位置をずらせる。
デザインの好みやレビュー評価から判断して選んでもいいのかもしれない。
壁ピタ水栓は賃貸物件でも使える
壁ピタ水栓を取り付けるときに、一番気になったのが現状回復ができるのかという点。
この点は、問題なく元の状態に戻すことができるので、賃貸物件でも安心。
壁ピタ水栓は、元からある蛇口を取り外して、壁ピタ水栓を取り付けるだけなので、退去時は、逆に壁ピタ水栓を取り外して、元々あった蛇口を取り付けておけばいいのだ。
なので、元々付いていた蛇口は、退去時まできちんと保管しておこう。
ビス止めやネジ打ちをしなくても、取り付けることができるので、壁に穴をあけたり、傷をつけなくても良い。
なお、壁ピタ水栓にはネジ止めをするための道具も同梱されているため、より強度を高めたいときはネジで止めることも可能。
もちろん、壁に穴をあけることになるため、賃貸物件でネジ止めをするときは、必ず管理会社か大家さんに確認し、工事の了承を得てから行おう。
洗濯機水栓の位置変更は自分で出来る?業者に頼む?
洗濯機水栓の位置を変えることができる壁ピタ水栓は、自分で取り付けることも可能。
もちろん、業者に依頼することが可能だが、壁ピタ水栓の取り付け依頼する場合の相場は20,000円ほど。
自分で取り付けも可能だが、気を付ける点もある
壁ピタ水栓は自分で取り付けることが可能だが、自分で取り付けるにはデメリットもある。
水栓に関わる取り付けになるため、手順を誤ったりしてしまうと水漏れをしてしまう場合があるのだ。
また、水栓ホースや水栓蛇口を取り外しのときに、傷をつけてしまったり、破損させてしまう可能性もある。
特に賃貸物件の場合は、退去時に修理費として思わぬ請求をされる場合もあるため注意したい。
自分で取り付ける場合は、そういったリスクを考慮しつつ行う必要がある。
どうしても取り付けが不安な方は、水道業者に依頼してプロの方に任せるのが無難。


壁ピタ水栓を自分で取り付ける手順

壁ピタ水栓の取り付け後
ここから実際に、壁ピタ水栓を取り付けるために用意したアイテムや手順を紹介していく。
動画で取り付けイメージを確認しておこう
これから取り付けるという方は、以下のような動画を事前に見ておくとイメージが沸きやすいためおすすめ。
(※私が作成した動画ではありません。)
取り付けのために用意したアイテム
壁ピタ水栓の取り付けのために用意したアイテムは以下のとおり。
必要な費用の目安はだいたい5,000~6,000円ほどと見ておこう。
- 壁ピタ水栓(CB-L6)
- 水栓レンチ
- モンキレンチ(口幅24mmあるやつ)
- シールテープ(予備として購入)
詳しく説明していく。
壁ピタ水栓(CB-L6)
壁ピタ水栓の本体。
水栓レンチ
水栓蛇口の取り外しに必要。
一般的なモンキレンチなどでも代用できるが、蛇口を傷つけてしまう恐れがあるため専用の水栓レンチを用意しておいた方が無難。
モンキレンチ(口幅24mm以上)
壁ピタ水栓の部品を締め付けるためのモンキレンチ。口幅24mm以上が必要。
所持していない場合は揃えておこう。
シールテープ
※こちらは取り付けに必須ではありません。
水漏れ防止のために、ネジ山に巻くシールテープ。
上記の壁ピタ水栓(CB-L6)にはシールテープが同梱されているが、予備として念のため購入。
テープ巻きは失敗する可能性もあるため、予備として持っておくと安心して作業ができる。
安価で購入できるため、不安な方は用意しておこう。

\登録時に紹介コード【VCRDXQ】で500円分のボーナスがもらえます!/
壁ピタ水栓の取り付け手順

壁ピタ水栓の取り付け後イメージ
実際に壁ピタ水栓を取り付けたときの流れを説明していく。
取り付けにかかった時間は20~30分ほど。
- 水道の元栓を閉じる
- 洗濯機蛇口を取り外す
- 壁ピタ水栓にシールテープを巻く
- 壁ピタ水栓の部品を取り付ける
- 壁ピタ水栓を蛇口部分に取り付ける
- 水道の元栓を開く
水道の元栓を閉じる
水道の元栓の位置
まず、壁ピタ水栓の取り付けのために水道の元栓を閉じる。
これをしておかないと、洗濯機蛇口を取り外したときに水が溢れ出てしまうので最初に必ず行おう。
元栓の位置については、住宅の構造によって変わる。
位置がわからない場合、賃貸物件であれば管理会社や大家さんが教えてくれるはず。
僕のアパートでは、玄関のすぐ前にあった。
水栓を閉じた後は、台所や洗面所の蛇口から水が出なくなっているかを確認しておこう。
洗濯機蛇口を取り外す
蛇口を取り外す
水栓レンチなどを使って、洗濯機置き場にある元の蛇口を取り外す。
もし、洗濯機用の給水ホースを繋げている場合は、事前に取り外しておこう。
蛇口は、かなり固く固定されているため、少し力がいる。
力を入れすぎて壊れたりしないか不安になるが、少し回せれば後はすっと外れる。
蛇口を取り外す時、少量の水が溢れでてくるので、タオルで拭き取ろう。
賃貸物件の場合は、退去時に取り外した蛇口を元に戻しておく必要があるため、捨てずに保管しておこう。
シールテープを巻く
シールテープを巻く
ここから壁ピタ水栓本体の準備。
まずは、壁ピタ水栓のネジ山にシールテープを巻いていく。
これにより水漏れ防止の役割を果たしてくれるので、必ず行う。
ただ、注意点も多い部分なので、壁ピタ水栓の取り付け方法を紹介している動画を見ながら行ったほうが良い。
とりあえず、CB-L6に付属していたシールテープを全て使い切るまで巻いておいた。
壁ピタ水栓の部品を連結する
壁ピタ水栓の部品たち
取扱い説明書を参照しながら、壁ピタ水栓本体の部品を連結させていく。
連結のとき、フィルターパッキンやゴム部品を入れるのを忘れずに。
小さい部品のため、意識していないと知らないうちにどっかにいっていることもあるかもしれないので気を付けよう。
フィルターパッキンやゴム部品を入れるのを忘れずに(青い円状のやつ)
壁ピタ水栓を蛇口部分に取り付ける
各部位をレンチでしっかり締めておこう
壁ピタ水栓の部品結合が終わったら、洗濯機置き場の蛇口部分に取り付ける。
注意すべき点としては、一度取り付けのために回転させてたら、逆回しに戻せない点。
シールテープが巻かれたネジ穴は、一度逆回しに回転してしまうと、水漏れ効果が薄れてしまうのだ。
そのため、取り付けは一方向にのみ回転させなければならない。
もし、一度回転させてしまった後で、やり直しをする場合はシールテープも再度巻き付ける必要がある。
CB-L6に同梱されているシールテープは1回分の量しかない。
巻き付けに失敗したときのために、予備のシールテープも準備しておくと安心。
水道の元栓を開く
壁ピタ水栓の取り付け完了!
壁ピタ水栓の取り付けが終わったら、最後に水道の元栓を開いて水漏れがないかを確認しよう。
締め付けが緩かったり、シールテープの巻き付けが甘いと、たらたらと水が流れてくる。
もし、水漏れがあった場合は、落ち着いて再度元栓を締めて、水漏れしている箇所の締め付けを再度行おう。
壁ピタ水栓を取り付けたら、洗濯機の給水ホースと接続して完了!
まとめ
今回は壁ピタ水栓を使って、洗濯機水栓の位置を変更してみたというお話をしてきた。
壁ピタ水栓を取り付けてから半年ほどたったが現在でも、特に水が垂れてくるような様子はまだない。
とはいえ、これから期間を経つにつれて、ぽとぽとくる可能性がないわけでないので注意したい。
時間が経ってからの状況についても、そのうち追記していこうと思う。
本記事の内容はこれにて以上。
では、検討を祈る!
