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発達障害

【実体験】QEEG検査は怪しい?実際に診断を受けた結果と感想を紹介

2022年3月10日

 

本記事では、東京ブレインクリニックでQEEG検査を受診した実際の診断結果と感想を紹介する。

QEEG検査は、精密な機械で脳波を測定し、発達障害などのその人が抱えている障害を検知することができると言われている検査方法だ。
しかし、QEEG検査について不安を抱えている方も多いと思う。

 

  • QEEG検査ってどこで受診できるの?
  • QEEG検査って本当に発達障害を検知できるの?
  • QEEG検査って怪しいけど、本当に正確な診断を受けられるの?

 

上記のような不安や悩みを解決する内容となっている。

本記事の内容が少しでも参考になってくれれば嬉しい。
実際のQEEG検査の診断結果も掲載しているので、診断結果のイメージを知りたい方も参考にしてもらいたい。

 

この記事のさくっとポイントまとめ

  • QEEG検査とは、人の脳波を計測、可視化し、発達障害などの症状があるのかを診断する検査。
  • 診断を受けた場所はブレインクリニック東京。(←クリックで公式サイトへ)
  • 料金は診断やカウンセリング全て含めて17,600円。(2022年1月時点)
  • 診断当日の所要時間は約1時間30分くらい。

 

 

お問い合わせはコチラ。またはTwitter(@askanann)からお願いします!

 

QEEG検査について

QEEG検査とは、「定量的脳波検査」とも呼ばれており、専用の特殊な機械を頭に装着し、脳に流れている波形(脳波)を目に見える形にして出力し、その結果で発達障害などの症状があるのかを明確に診断する検査。
すなわち脳の中を覗き見て、自分がどんな特性・気質を持っているのかを視覚化することができる素晴らしい検査だ。

 

そもそも人間は、脳の各部から以下のような周波数を出し続けています。

  • γ(ガンマ)波
  • β(ベータ)波
  • α(アルファ)波
  • θ(シータ)波
  • δ(デルタ)波

これらの脳波が、脳のどの位置から、どんなタイミングでどのくらい出ているのかを画像にすることで、脳の各部位が正常に機能しているかどうかを診断することができます

従来の精神疾患領域では、医師による問診がメインで、診断基準は医師の経験値や主観に任せるしかありませんでした。QEEG検査は医師の主観に頼らず、可視化されたデータを元に客観的な診断が可能です。

ADHDやASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)を疑っている方に対して、一般の方の脳の状態と比較し、どういった違いがあるのかを視覚的に説明することができます。

出典:https://tokyo-brain.clinic/others/qeeg/5218

 

覗き見ることができる脳波データのイメージはこんな様子。

 

 

この脳波の特徴によって、発達障害などの症状の有無が診断できるというもの。

 

僕が診断を受けようと思ったきっかけ

 

そもそもなぜ診断を受けようとしたのかについて語らせてほしい。

一番の理由は日常生活の中で「他の人となんか違う」と普段から思う部分が多く、そのせいで生き辛さを感じることが多かったという点。
中でも、主に人とのコミュニケーション面で苦痛を感じることが多かった。

 

苦痛に感じる点としては以下のとおり(一例)。

 

  • 会話や仕事の中で曖昧な表現が苦手。
  • 空気を読むことが苦手で、場に合わない言動をしてしまう。
  • 多人数の集まり(飲み会やパーティー)が苦手、疲れる。
  • 雑談などの会話が苦手で、頻繁に頭が真っ白になって黙り込んでしまう。(仲の良い人や年下の人など気を遣わない人であれば問題がない)
  • 会話している相手の表情や声のトーン、感情を敏感に察してしまい、常にビクビクしてしまう。

 

最初は、ただの性格的な問題なのかなと思っていた。
ただ、上記のような症状について、本やインターネットで調べていくうちに「発達障害」という言葉に辿り着いた。

インターネット上で診断できる、発達障害のセルフチェックをしてみても当てはまる部分が多く、今回QEEG検査を受けてみようという思いに至った。

 

QEEG検査を受けた流れや診断料金について

 

実際にQEEG検査を受診した流れや診断結果について紹介する。

QEEG検査を受診した病院は「ブレインクリニック」
拠点は新宿本院・東京院・名古屋院・大阪院の4箇所に存在している。(2022年4月時点)

今回QEEG検査を受診するにあたって、自宅からのアクセスを考えて東京院を選んだ。
ブレインクリニックでは完全予約制となっているので注意(インターネットからの予約が楽)。

 

>>ブレインクリニック公式サイト

 

QEEG検査の当日の流れ

QEEG検査の当日の流れは大まかに以下の流れ。

  1. QEEG検査を受診するクリニックで受付
  2. QEEG検査の実施
  3. 現状のカウンセリング
  4. 主治医よりQEEG検査の診断結果の説明

 

それぞれ説明していく。

 

①QEEG検査を受診するクリニックで受付

 

予約した日時になったら、いざ予約したクリニックへ。
今回行ったブレインクリニック東京院の最寄り駅は日本橋駅。

 

 

ただ、この日本橋駅がめちゃくちゃ広く、一度目的とは正反対の出口に向かってしまうアクシデントもあり30分くらい迷った。

駅に慣れていない場合は、予約時間に余裕を持ってはやめに向かったほうがよいかもしれない。
僕の場合は、ある程度予約時間より早めに日本橋駅に到着していたので、なんとか済んだ……。

 

 

ブレインクリニック東京院に到着し、受付を済ましたら待合室で待機。
待合室で10分ほど待つと個室に案内され、さっそくQEEG検査を実施となる。

当日は平日だったため比較的空いていたが、休日だとかなり混むという口コミも。
あまり待ちたくない人は平日に行くのがおすすめ。

 

②QEEG検査の実施

 

さっそくQEEG検査の実施。
検査内容としては、頭に特殊な機械のようなものを被る形で固定し、4分ほどじっとしているだけ

 

QEEG検査時のイメージ 出典:https://tokyo-brain.clinic/others/qeeg/5218

 

なお、頭に機械を装着するため「整髪料は付けていかないでね」、と事前に注意を促される。
診断中は、痛みや痒みなどは一切ないが、4分間じっとしているのが地味に辛かった。

4分間じーっとしていると、QEEG検査は終了となる。

③現状のカウンセリング

 

QEEG検査が終わった後は、カウンセラーの方と1対1でのカウンセリング。
ここで今、生活の中で困っていることや、相談事などについて話を聞いてもらえる。

 

聞かれたことは、主に以下の内容。

 

  • QEEG検査を受けようと思ったきっかけ。
  • QEEG検査を受診して、何が一番知りたいか。
  • 生活の中で辛いことはあるか。
  • 家族構成について。
  • 家族の中で発達障害を持った方はいるか。

 

時間はかなり用意してもらい、1時間弱はあったと思う。
事前に、気になっていること、相談したいことなどをメモにとっておくとスムーズに会話できる。

 

④主治医よりQEEG検査の診断結果の説明

 

最後に主治医からQEEG検査の結果を共有してもらう時間となる。
QEEG検査の診断結果については、「自分の脳波を電子化したデータ」を元に解説してもらう流れになる。

 

QEEG検査の結果は、以下のような脳波の図が記載された紙を渡してもらえる。

実際の診断結果については、ページ下部にて掲載している。
先に結果が見たいという人は、ページを下にスクロールしてほしい。

 

QEEG検査結果

QEEG検査結果イメージ

 

 

このデータファイルは持ち帰りが可能なので、いつでも見返すことが可能。
QEEG検査の結果確認まで終えたら、お会計をして終了となる。

 

QEEG検査にかかる料金

 

QEEG検査による料金は税込17,600円だった。
所要時間はだいたい1時間30分くらいだった。(受付~会計まで)

保険適用外となるので、料金は高め。

 

実際の領収書

実際の領収書

 

 

QEEG検査を受けた実際の診断結果

そして、実際に僕がQEEG検査を受けたときの結果を公開する。
どのような感じで結果が見れるのか、参考になってくれればと思う。

診断結果としては、自分の脳波データが表示された画面を見ることができる。
もちろん素人の僕が脳波データを見たところでなんのこっちゃって話だが、専門的な人が脳波データを見比べながら、ひとつひとつ細かく解説してくれるので安心。

 

 

そして実際の検査結果は、以下に示す通り(クリックで大きくなります)。

 

QEEG検査結果1

QEEG検査結果1

QEEG検査結果2

QEEG検査結果2

QEEG検査結果3

QEEG検査結果3

QEEG検査結果4

QEEG検査結果4

 

 

このように脳波データに対して、特徴がある部分については医師のほうで直接文章を書き込んでくれるので素人でも安心。

 

 

実際に僕の脳波の状態を、主治医が言語化してくれた内容をまとめると以下の通りとなる。

 

  • 不安・緊張・ストレスを感じやすい
  • 過敏性(HSP気質)
    他人や周囲に対して敏感に反応してしまう
    ①周囲の話、評価、視線に敏感に反応
    ②相手の表情や声のトーンに敏感に反応
    ③気を遣いすぎる
    ⇒気疲れが多く、大人数が苦手になりやすい。
  • グルグル思考・反芻思考・・・不安や嫌な内容など収束しない内容を考え込みやすい
    ⇒脳疲労、寝つき悪さにつながる
  • 興味の限局性(ASD傾向)
    ⇒関心の有無によって集中力、意欲、記憶力が大きくい変わりやすい(物事、人、会話内容に対して)
  • コミュニケーションのずれ(ASD傾向)
    ⇒相手の話の意図、感情を汲み取るのが苦手。
    ⇒自身の考え・意図・感情の言語化が苦手。
  • 感情コントロール・切り替えが苦手(ADHD傾向)
    ⇒嫌なことを引きずる、気持ちの浮き沈みが多い
  • 衝動性、気持ちの落ち込みが多い。(ADHD傾向)
  • 高ぶりあると落ち着きがなくなる。(ADHD傾向)
  • 優先順位付け、計画立て、マルチタスクが苦手(ADHD傾向)
    ⇒どれを優先したら良いか考えるのが苦手

 

 

そして、総まとめが以下。

 

a波、SMR以外は情報の処理量(脳のパフォーマンス)自体には異常なし。
日常生活で主に以下が支障となっている状態。

  1. ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)傾向があり(強め)
  2. ADHD傾向もあり。

上記に加えて、不安、緊張の感じやすさ、敏感さ、引きずりやすさもある。

 

 

といった感じだった。

 

結果については、びっくりするほど自分の抱えていた悩みと一致していた。
ADHD、ASDの気質があり、加えてHSP(繊細な人)といった性質も見受けられるという結果だった。

ここまで正確にわかってしまうことに驚き。

 

 

 

QEEG診断を受けての感想やまとめ

 

QEEG検査の診断結果をまとめると今回の診断ではASD、ADHDの両方の傾向がでているということだった。

ASD、ADHDについては事前にインターネットや、本にある情報で知識としては把握していた。
もしかしたら自分もなのでは?という疑いは持っていたが、今回QEEG検査を受けたことで結果が明確になったのでとてもスッキリした。

 

「QEEG検査は怪しいのでは?」といった声もよくあるが、感想としてはQEEG検査を受けて良かったと思っている。

詳細に自分の考え方や特性を明確に言語化してくれるので、これだけでも生きるのがかなり楽になる。
普段モヤモヤしていたことでも、自分の特性や性格を把握しているのと、把握していないのでは立ち回りや感じ方はかなり変わってくる。

 

もし、日常生活の中で生き辛さを感じていたり、ADHDやASDなどの発達障害かもしれないという疑いがある人は、試しに診断を受けてみてはどうだろうか。
自分の中に潜んでいる、意外な特性が判明することもあるかもしれない。

 

今回の記事はこんな感じで終わろうと思う。
検討を祈る。

 

本記事は以上。

 

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